jurney

時系列は前後しますが、6月あたまから3週間で6ヶ国を周遊するという、
人生で2度目のひとり旅に出ておりました。
(一回目はボローニャ国際絵本原画展に出向いたときです)
実を言うと、幼少の頃父親の仕事の関係でスペインに住んでいたこともあり
わりと海外旅行には馴染みがあるほうなのですが(唯一の特技が身軽なパッキング術という、スパルタの賜物なのです)全くひとりでというとなかなか経験少なく行くまで柄にもなく不安で
仕方がなかったのですが、やはりロケット娘の血筋は間違いなくわたしのDNAに組み込まれていたようでなんともケロッと現地を謳歌して帰国した訳ですが
何故バルト三国のようなマイナーな土地に憧れを抱いて飛んだかといいますと
RatviaのRigaにあるパウルス・ストゥラディンシュ医療史博物館に行きたかったのと
ビールが安いという、たったふたつの理由だったのです。
そんな理由と、身軽なのをいいことに飛んでしまえる自分のことが
この年齢になってますます不思議になったのですが、
度胸と根性をつける旅という課題には期待以上のレスポンスがありまして
良いのか悪いのか、益々ふてこくなって参りました。
何事もあれこれ考えて行動しないよりも、勢で動いていいのだなぁとの
教訓を深く胸に刻みました。
ちなみによく聞かれますが、わたしの英語力はかなりへなちょこです。
現地の人に現地の言語で良く話しかけれられたり、勢い余って関西弁で返答したりしておりましたが何ら問題はありませんでした。
たったひとりと、なまけものぬいぐるみと旅した22日間は、誰かと共有することのない
ほんとうに夢のような日々でしたが
それでも、しっかりと自分の足で歩いてみたものは自分のなかに豊かなものとして残っているのでしょうね。
さすがに2週間経過したころは人恋しくってたまらなかったけれども、
またひとりでぶらっとどこかに行きたいですなぁ。